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Vol.129 「ジャンゴ 繋がれざる者」 (Django Unchained)

ジャンゴ

WBC、残念でしたね。真央ちゃんも。

東京は先日桜の開花宣言。今年は早いですねー。花もびっくりしてるかも。

今日の映画は、昨日観に行ってホヤホヤ、現在公開中です。

●ジャンゴ 繋がれざる者
Title: Django Unchained 2012 USA
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Quentin Tarantino  
Stars: Jamie Foxx  , Christoph Waltz , Leonardo DiCaprio , Kerry Washington, Samuel L. Jackson  and more

あらすじ:
南北戦争直前の1858年、アメリカ南部。黒人奴隷として売りに出されたジャンゴは、元歯科医の賞金稼ぎでキング・シュルツと名乗るドイツ人に買われる。差別主義を嫌うシュルツはジャンゴに自由を与え、賞金稼ぎとしての生き方を教える。ジャンゴには生き別れになったブルームヒルダという妻がおり、2人は賞金を稼ぎながら彼女の行方を追うが、やがて残忍な領主として名高いカルビン・キャンディのもとにブルームヒルダがいるということがわかり……。

Story line:
Former dentist, Dr. King Schultz, buys the freedom of a slave, Django, and trains him with the intent to make him his deputy bounty hunter. Instead, he is led to the site of Django’s wife who is under the hands of Calvin Candie, a ruthless plantation owner.

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うーん、裏切らない。さすがタランティーノ監督。今回、脚本賞と助演男優賞(C.ヴァルツ)でオスカーを獲得。

前作の「イングロリアス・バスターズ」はユダヤ人を排斥したナチス。本作は南北戦争前の黒人差別を扱った。ただ単なる白人VS黒人ではなく、黒人の中でも長い間同じ家に仕えてきた奴隷頭のような存在がおり、これが白人並みに黒人奴隷を扱う。この嫌な役はS.L.ジャクソン。その雇用主の悪代官みたいな裕福で残忍な農場主にL.ディカプリオ。この二人かなりクセのある役だが、目つきといい、間の取り方といい、ウマい! っていうか主人公は?といえば、ジャンゴのJ.フォックス。寡黙な役のせいか脇にのまれちゃってるのが残念。もう一人、今回オスカー助演男優賞に輝いたのが、ジャンゴに賞金稼ぎとしての一つの生き方を教える元歯医者の賞金稼ぎ役、C.ヴァルツ。彼は「イングロリアス・・・」でいやーなナチス将校を演じました。今回は悪から善のほうへ鞍替えしたんですが、これまた前作とは別人のような演技。愛のために自身をも投げ出す覚悟のジャンゴに魅かれ、コイツに人生を懸けてみようと思う。愛する心に人種なんて関係ない。そんな役どころ。

「キル・ビル」もそうだったけど、この映画はマカロニ・ウェスタン映画のオマージュがたくさんらしい。私は詳しくないので、観る人が観れば出だしから「続、荒野の用心棒」そっくりなんだそうです。最初のワーナーのロゴも古いものを使ってる。監督自身も相変わらず出演していて、デーハーな演出で去っていきます。相変わらず滑稽で笑わせるシーンあり、残酷で目を背けるシーンあり、ふえー!カッコイイ!シーンあり・・・です。これぞ、エンターテインメントです。ハリウッドは結構ストーリー的に頭打ち作品が多い中、こういった作品をオリジナルで構想し、ホンを起こし、作品にする監督がまだいるってことに救われます。前作のプロモで来日し、しこたま西部劇映画のサントラCDを買い込みホテルで聴いていて、この作品の構想を思いついたそうです。日本ではいろいろなCDやDVDが手に入るそうです。(そうなんですねー。)

ちょっと余談ですが、この映画の字幕翻訳は松浦美奈さん。昔翻訳学校に通ってた頃、特別講義を受けたことがある美人翻訳者です。フランス語も堪能な方。まさかこんなアクションバイオレンス映画を手掛けているとは。それも良かったんですよ、訳も。(アクション映画の翻訳と言えば)菊地浩司さんのような男臭さはありませんが、心情も分かり易く、個性も出ていました。まったく松浦さんとは想像つかなかった。ホント良かったです。

ジャンゴ03

最後もスカーっとして、気分よくなります。これもタラちゃん映画ならでは。映画館で観ることをお勧めします!あ、必ずエンドロールが終わって場内明るくなるまでは席を立たないで!映画は最後まで、ね!

 

 
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投稿者: : 03/18/2013 投稿先 アクション, コメディ

 

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Vol.128 「ジョーイ・ナードン 不屈の一撃」 (The Nail: The Story of Joey Nardone)

ジョーイ・ナードン

昨日、「UFC Japan 2013」を観戦。V.シウバ、M.ハント、五味・・・などPrideで活躍した選手が出場。五味含め、日本人がしょっぱい試合を繰り広げる中、やってくれたね!シウバとハントは。まだまだ現役でいけるぞ!
スポーツナビ→http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/fight/headlines/article/20130303-00000010-spnavi
総合格闘技だけでなくボクシングも好きなので、今日はこの映画。日本では未公開です。

●ジョーイ・ナードン 不屈の一撃
Title: The Nail: The Story of Joey Nardone 2009 USA
Rating: ★★★★☆(4/5)
Director: James Quattrochi
Stars: Tony Luke Jr. , William Forsythe, Tony Danza, Dayanara Torres and more

あらすじ:
つて“クギ打ちジョーイ”と呼ばれたヘビー級ボクサーのジョーイ・ナードンは、絶頂期に傷害致死事件を起こし、少女の命を奪ってしまった。服役から8年、出所してきたジョーイはかつての輝きは失せ、いまだに亡き少女への贖罪がぬぐいきれないでいる。友人のマスの計らいでアパートで暮らし始めたジョーイは、昔世話になったボクシングジムを訪ね、雑用の仕事をさせてくれるように懇願…少しばかりの充足感と安心感を得る。そんなある日、同じアパートに住むヘスースという少年と出会うのだが、彼はイジメや父親からの暴力に悩んでおり…。

Story line:
After spending 8 years in prison for an unfortunate accident, heavy-weight boxer Joey Nardone returns to a solitary life in Philadelphia. His time in prison and the opportunity to reflect has changed him. Feeling like a stranger in his own neighborhood and searching for some semblance of normalcy, he takes a job at the boxing gym where he used to work-out. Joey finds comfort in the familiarity of his old friends. But his buddies notice a change in Joey Nardone. Where is the spark and zest for life, once inherent in their pal Joey? Joey, struggling to find meaning in life, meets a 14 yr. old Puerto Rican kid named Jesus, who is repeatedly beaten up by the neighborhood bully. The kid, not used to kindness from strangers, has no time for Joey. Life is hard for Jesus, a scrawny boy, who is not only dealing with his peers picking on him at school, but he also has an alcoholic, abusive father to contend with at home. The chemistry between these two unlikely friends; Joey, an over-the-hill …

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昔から”気は優しくて力持ち”って言葉がありますが、まさにこの映画の主人公ジョーイ・ナードンがそのものぴたり。
いじめられっ子とその母、元ボクサーとの交流。いじめっ子に立ち向かうため少年ヘスースはジョーイにボクシングを習おうとする。ちょっとベスト・キッド的な感じですね。また彼のアル中の父のDVを知る。ヘスースは優しい母を殴る父を許せない。このこともあり、懸命にボクシングを教わろうとする。ジョーイは過去の呪縛から抜け出せないため、なかなか教えてくれようとはしない。結果的には教わることになり、2人は益々交流を深めていく。

ラストは衝撃的です。原題の「The Nail」はクギの意味。現役ボクサー時代”クギ打ちのジョーイ”というニックネームを持っていたから。拳でクギが打てるとういこと。この俳優T.ルーク・ジュニアはとても優しい目をしてるんだけど、一度スイッチが入ると闘争心ギラギラの獣のような目になる。うまいです!

昨日のシウバも笑うと可愛いんですよね。日本が大好きで、いつか引退試合をするときは日本でやりたいって言ってます。嬉しい限りです。去年はランペイジ・ジャクソン。今年はシウバ。来年は誰が来てくれるのでしょう。楽しみ~♪ 話が脱線してすみません。。。

日本未公開でもいい映画はまだまだたくさんありますねー。

※シウバの写真はオマケ!フェイント気味のカウンター炸裂!カッコイイ~!

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投稿者: : 03/04/2013 投稿先 アクション, ドラマ

 

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Vol.127 「ショコラ」 (Chocolat)

先週はバレンタインデーがありました。あまり好きな習慣ではありません。義理とか友とか・・・。日頃感謝の気持ちであげるって程度です、ね。

ショコラ

そのチョコレートに掛けて、今日はこの映画を。

●ショコラ
Title: Chocolat  2000 UK/ USA
Rating: ★★★☆☆(3.5/5)
Director: Lasse Hallström 
Stars: Juliette Binoche, Judi Dench, Alfred Molina, Lena Olin , Jonney Depp and more

あらすじ:
古くからの伝統が根付くフランスの小さな村に、ある日謎めいた母娘がやってきてチョコレート・ショップを開店する。厳格なこの村に似つかわしくないチョコだったが、母ヴィアンヌの客の好みにあったチョコを見分ける魔法のような力で、村人たちはチョコの虜になってしまう。やがて村の雰囲気も明るく開放的なものになっていく。

Story line:
When a single mother and her six-year-old daughter move to rural France and open a chocolate shop – with Sunday hours – across the street from the local church, they are met with some skepticism. But as soon as they coax the townspeople into enjoying their delicious products, they are warmly welcomed.

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「サイダーハウス・ルール」「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム監督作。不思議なファンタジーロマンス。

ある日フランスの片田舎の村に引っ越してきた母子が、教会の目の前にショコラの店を開く。キリスト教断食の時にチョコレートとは何事!と息巻く村の有力者。一方で村の人々が、このチョコを食べると魔法にかけられたように虜となり、また幸せな気持ちになると評判に。客の好みを当て、そのとおりのレシピをオリジナルで作る。見ていても、食べてみたい!と思えるようなレシピがたくさん。チリペッパーを入れたり、ホイップをのせたり。村人役で夫のDVに耐えるL.オリンが存在感あり。

ジョニデは村はずれの川に流れ着いたジプシー一団の長。J.ビノシュは彼に恋するヒロインのショコラティエ。彼女は彼に恋してしまう。保守的な村人は流れ者ジプシーをよく思わず、彼らの船に火を放つ。結局、ジプシーたちは村を離れていく・・・。そして彼女も・・・。

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実は奥が深い話なんです。宗教って、無神論って・・・などなど。そのあたりはさすがハルストレム氏。内容の重さを感じさせずに描かれています。映像も美しい。人も風景も美しく撮る事には長けている監督だと思います。個人的には、お話としてもうひとひねりが欲しいなぁって感想。
しかし、甘いものって幸せな気分になれますねー。

 
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投稿者: : 02/18/2013 投稿先 ドラマ, ラブロマンス, 洋画

 

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Vol.126 「わたしを離さないで」 (Never Let Me Go)

映画とまったく関係ない話。先日、京都へ行ってきました。2日目、ランチをしようと入った店は「池田屋 はなの舞」です。そう、あの池田屋!新選組を一躍有名にしたあの騒動跡地。今となっては居酒屋が建っており、新選組カクテル、「土方の信念」とか「沖田の誓い」なんてカラフルなカクテルが売りとなっています。ゲームの「薄桜鬼」とコラボしてるみたいです。食べたのはランチ定食「藤堂平助」(知らない人は”誰?”ですね)でした。ミニうどんとミニ海鮮丼のセットでした。草葉の陰で近藤勇さんが泣いてるかも・・・ 池田屋の正面(左手に池田屋騒動之址と書かれた碑)と、隊士カクテルの写真です。↓   京都(池田屋) 2013.2.1-2.2 京都(池田屋隊士カクテル) 049

で、今日は最近観た中で良かったこの作品。久々の★5つ。

●わたしを離さないで 
Title: Never Let Me Go  2010 UK/ USA
Rating: ★★★★★(5/5)
Director: Mark Romanek
Stars: Keira Knightley, Carey Mulligan, Andrew Garfield, Charlie Rowe, Ella Purnell and more

わたしを離さないで

あらすじ:
緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校“ヘールシャム”。そこは、牧歌的な田園地帯にありながら外界からは完全に隔絶され、徹底した管理が行われている謎めいた施設だった。そんな静かで整然とした環境の中で、幼い頃からずっと一緒に育ってきたキャシー、ルース、トミーの仲良し3人組。やがて18歳となった3人はヘールシャムを卒業し、農場のコテージで共同生活を送ることに。初めて接する外の世界に不安や喜びを感じていく3人。そして、いつしかルースとトミーが恋人になったことで3人の関係も終わりを迎えようとしていたが…。

Story line:
As children, Ruth, Kathy and Tommy, spend their childhood at a seemingly idyllic English boarding school. As they grow into young adults, they find that they have to come to terms with the strength of the love they feel for each other, while preparing themselves for the haunting reality that awaits them.

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原作は英国ブッカー賞(日本の芥川賞的なもの)受賞作家、カズオ・イシグロ。日本から帰化した英国人です。ブッカー賞を獲った小説は「日の名残り」。これも映画ではAホプキンス主演でアカデミー賞を受賞しています。まぁすごい日系人なんですよね。一言で言えばヒューマンドラマなんでしょうか。でもロマンスや青春真っ盛りの若い世代が主人公の青春映画でもあり。

キャストはKナイトレー「パイレーツ・オブ・・・」、Cミリガン「17歳の肖像」、Aガーフィールド「ソーシャル・ネットワーク」。若手実力派俳優がずらっと。

英国ならではの牧歌的な田園風景、海岸、美しい景色でのシーンが印象的です。

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内容は重たいとかショックを感じるかも。寄宿学校で生活を送っていた仲の良い3人が、巨大な流れに巻き込まれながらその中でもがき苦しむ。然しながら人間らしく生活しようと恋もし、ケンカもする。あまりネタバレするので書きたくないんです。これは諸情報なしでまっさらな状態の頭で観て欲しい。久々の5つ星なんで。原作もすでに買ってあり、絶対読みます!

 
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投稿者: : 02/07/2013 投稿先 ドラマ, 洋画

 

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Vol.124 「過去のない男」 (Mies vailla menneisyyttä)

 

またしても、さぼってしまっていました。

最近、宮崎あおいさん出演のアパレルのCMで、この監督作品を彷彿とさせるようなセリフ、シーンが流れています。最初にCM観たとき、絶対に北欧映画を意識してるなぁと思ったらやはりフィンランド語でしゃべっていました。こういうCM、好きだ~。

 
●過去のない男
Title: Mies vailla menneisyyttä 2002 Finland/ Germany/ France
Rating: ★★★☆☆(3.5/5)
Director: Aki Kaurismäki  
Stars: Markku Peltola, Kati Outinenh, Annikki Tähti, Juhani Niemelä, Kaija Pakarinen, Sakari Kuosmanen and more

Storyline:
The second part of Aki Kaurismäki’s “Finland” trilogy, the film follows a man who arrives in Helsinki and gets beaten up so severely he develops amnesia. Unable to remember his name or anything from his past life, he cannot get a job or an apartment, so he starts living on the outskirts of the city and slowly starts putting his life back on track.

あらすじ:
ある日列車に揺られ、夜のヘルシンキに流れ着いた一人の男(M.Peltola)。公園のベンチで夜明けを待っていた彼は突然暴漢に襲われ、瀕死の重傷を負う。男は病院で奇跡的に意識を取り戻すが、過去の記憶を全て失っていた。身分証もなく、自分の名前すらも分からない有様。しかし、幸運にもそんな彼にコンテナで暮らす一家が手を差し伸べ、男は彼らと共に穏やかな生活を送り始める。そして救世軍からスープが振る舞われる金曜日。男はコンテナの主人に連れられ支給場所へとやって来る。そこで男は救世軍の女性イルマ(K.Outinenh)と運命的な出会いを果たすのだった…。

 

アキ・カウリスマキ監督作品。フィンランドの巨匠。アキって名前ですが、男性です。写真見たら、結構ゴツくて怖い顔してます。本作以外にも数本観てますが、独特の世界観に引き込まれます。冒頭に記したとおり、まさしくあのCMの世界です。笑わせようとまで思ってなくても、フフって笑ってしまうシーン、淡々と役者は演技するのにジーンと感動してしまったり。あぁ、あるあるこういう事、こういう人というような、身近な生活から出てくるシーンやセリフも多く今まで観た映画にはなかった雰囲気。作品どれもが新鮮でした。

あのCMに「お!」と思った方、観てください。きっとこの監督作品はイイと思えるはず。追って他の作品も紹介したいと思っています。

 

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Vol.123 「フランケンシュタイン」 (Frankenstein)

ロンドンオリンピックが終わり、宴のあと・・・のようなこの虚脱感。運動音痴な私はスポーツを見るのが大好き。競泳、卓球、バレーボール、柔道、バドミントン、アーチェリー、フェンシング・・・ 普段見られないスポーツをたくさん見ました。筋書きのないドラマって心から感動できます。

さて、筋書きのある映画は今回何にしようかと迷ったところ、開会式にケネス・ブラナーが出ていたので(シェークスピアの「テンペスト」を朗読していましたね)この作品を。先日の「ドラキュラ」との関連からもあり、夏ですし、ちょっとヒヤっとできるかなと。

●フランケンシュタイン
Title: Frankenstein 1994 USA /Japan
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Kenneth Branagh 
Stars: Robert De Niro, Kenneth Branagh, Tom Hulce, Helena Bonham Carter, Aidan Quinn, Ian Holm and more

Storyline:
Dr. Frankenstein creates a simple creature from various body parts. The creature turns into a monster when Dr. Frankenstein rejects him. Sticking close to the original novel, Kenneth Branagh guides us through the story of Frankenstein’s quest for knowledge and his creature’s search for his “father”.

あらすじ:
1794年、北極点を目指す帆船の船長ウォルトン(A.クイン)は、嵐の中で橇に乗った男を助けた。男は自分の数奇な運命を語り始める……。彼、ヴィクター・フランケンシュタイン(K.ブラナー)は、裕福な父(I.ホルム)や美しい母(チェリー・ランギ)に囲まれ何不自由ない生活を送っていたが、母は弟の出産の際に死に、彼は生命のはかなさを呪う。ヴィクターは科学の道に進み、永遠の生命の発見を心に誓う。彼は義理の妹エリザベス(H.ボナム・カーター)に愛を告白し、大学から戻り次第結婚する約束を交わして家を出た。大学で医学を志すヘンリー(T.ハルス)と友情を育んだヴィクターだが、生命創造の研究に没頭する彼は危険思想としてクレンペ教授から糾弾された。彼は同じく学会で異端視されてきたウォルドマン教授(J.クリース)に弟子入りする。折しも街にはコレラが蔓延しており、教授も医者として診察に当たっていたが、治療に来た一本足の男(R.デ・ニーロ)と口論となり教授は刺殺される。ヘンリーやエリザベスの心配をよそに、彼は教授の残したノートを手掛かりに実験を進める。絞首刑に処せられた片足の男の死体を手に入れ、ほかの死体から切断した足と繋ぎ合わせ、稲妻を利用した電気ショックを与えると、死体は動き始めた。

Vol.118「ドラキュラ」も本作も製作はフランシス・フォード・コッポラ。そのせいか映像が美しい。幻想的な映像、幾何学的な器具だらけで大掛かりな実験室などの対比も面白い。まだ若いデ・ニーロ、ブラナー、ボナム・カーター。演技力は言うまでもありません。「ドラキュラ」然り、こちらも原作に忠実と謳われていて、とても人間的なクリーチャーとして描かれており、見る者にクリーチャーとしての切なさや何ともいえない感動を与える作品です。「ドラキュラ」は妻への深い愛情を描いていましたが、本作は親子というのでしょうか、”父”であるDr.フランケンシュタインと彼に創られたクリーチャーである”子”の物語。

私はラストが印象的でした。とにかくドラマチックな映画です。

 
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投稿者: : 08/15/2012 投稿先 ドラマ, ホラー, 洋画

 

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Vol.122 「君がいた夏」 (Stealing Home)

梅雨が明けたと思ったら涼しい日が続いてましたね。今日は久しぶりの夏の陽射し。今朝早く家を出たら、小学校でラジオ体操をやっていました。懐かしぃ~!学校は夏休みですもんね!

今日はそんな夏の思い出を描いた作品。ジョディ・フォスターの若いころの主演作。美しい音楽と映像と共に、ほろ苦い初恋や両親との想い出、友と部活に汗を流した学生時代、男の子ならだれでも経験してきたような(なんか百恵ちゃんの歌みたい)そんな青春時代の懐かしさあふれる佳作です。

●君がいた夏
Title: Stealing Home  1988 USA 
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Steven Kampmann & William Porter 
Stars: Mark Harmon, Blair Brown, Jonathan Silverman, Harold Ramis, William McNamara, Jodie Foster and more

Storyline:
Mark Harmon is a washed-up baseball player who is called back home to handle the ashes of his childhood sweetheart/ first love who had committed suicide. As he searches for what to do with them, he remembers the past and the relationship they had. In doing so he finds himself again.

あらすじ:
再起を果たしたプロ野球選手ビリー・ワイアット(M.ハーモン)は、落ちぶれて漫然と失意の日々を送っていた半年前、母(B.ブラウン)からケイティ・チャンドラー(J.フォスター)の自殺を電話で知らされた。ビリーにとってケイティは生涯忘れられない人であった。6歳年上の従姉であるケイティは、ビリーが大人になる過程の中で、いつも彼をけしかけ励ましていた青春の思い出だった。そのケイテイがビリーに、彼女の遺灰を葬って欲しいと遺言を残したのである。彼女の両親(リチャード・ジェンキンス、クリスティーン・ジョーンズ)は墓地に埋めるようビリーを説得するが、ケイティの遺志を汲み取った彼は、幼なじみの親友アレン(H.レイミス)をも巻き込んで、それを葬る場所を捜し始めた。

この作品は間違いなく自分の中のベスト10に入りますね。若いJ.フォスターがまた素晴らしい!やっぱり彼女はすごい女優だと認識します。肩肘張らない自然体の演技は秀逸です。音楽はデヴィッド・フォスター。この時代のサントラ鉄板ライターですね。No.38「セント・エルモス・ファイヤー」でも音楽担当です。

野球(日本で言えばリトルリーグかな)に燃えていた少年の頃、密かに思いを寄せていた年上の女性。いましたよねー、ちょっとマセた男の子。性に興味を持ち始め、タバコに手を出したり、いたずらしたり。夏休みが本当に楽しかった頃。家族や友人との海や山へのバカンス、キャンプ、部活などなど。。。楽しい夏の思い出。夢や希望だらけで楽しくてしようがなかった。ところが今となっては、自堕落な生活、落ちぶれた野球人生を過ごすこととなってしまった日々。その日々から脱却するきっかけを与えてくれたのがまたしても初恋の女性だった。

原題は「Stealing Home」。野球用語のホームスチールですね。映画を観終わるとなんとなくその意味が分かってきました。良い作品です。

 

 
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投稿者: : 07/23/2012 投稿先 ドラマ, 洋画

 

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