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Vol.123 「フランケンシュタイン」 (Frankenstein)

ロンドンオリンピックが終わり、宴のあと・・・のようなこの虚脱感。運動音痴な私はスポーツを見るのが大好き。競泳、卓球、バレーボール、柔道、バドミントン、アーチェリー、フェンシング・・・ 普段見られないスポーツをたくさん見ました。筋書きのないドラマって心から感動できます。

さて、筋書きのある映画は今回何にしようかと迷ったところ、開会式にケネス・ブラナーが出ていたので(シェークスピアの「テンペスト」を朗読していましたね)この作品を。先日の「ドラキュラ」との関連からもあり、夏ですし、ちょっとヒヤっとできるかなと。

●フランケンシュタイン
Title: Frankenstein 1994 USA /Japan
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Kenneth Branagh 
Stars: Robert De Niro, Kenneth Branagh, Tom Hulce, Helena Bonham Carter, Aidan Quinn, Ian Holm and more

Storyline:
Dr. Frankenstein creates a simple creature from various body parts. The creature turns into a monster when Dr. Frankenstein rejects him. Sticking close to the original novel, Kenneth Branagh guides us through the story of Frankenstein’s quest for knowledge and his creature’s search for his “father”.

あらすじ:
1794年、北極点を目指す帆船の船長ウォルトン(A.クイン)は、嵐の中で橇に乗った男を助けた。男は自分の数奇な運命を語り始める……。彼、ヴィクター・フランケンシュタイン(K.ブラナー)は、裕福な父(I.ホルム)や美しい母(チェリー・ランギ)に囲まれ何不自由ない生活を送っていたが、母は弟の出産の際に死に、彼は生命のはかなさを呪う。ヴィクターは科学の道に進み、永遠の生命の発見を心に誓う。彼は義理の妹エリザベス(H.ボナム・カーター)に愛を告白し、大学から戻り次第結婚する約束を交わして家を出た。大学で医学を志すヘンリー(T.ハルス)と友情を育んだヴィクターだが、生命創造の研究に没頭する彼は危険思想としてクレンペ教授から糾弾された。彼は同じく学会で異端視されてきたウォルドマン教授(J.クリース)に弟子入りする。折しも街にはコレラが蔓延しており、教授も医者として診察に当たっていたが、治療に来た一本足の男(R.デ・ニーロ)と口論となり教授は刺殺される。ヘンリーやエリザベスの心配をよそに、彼は教授の残したノートを手掛かりに実験を進める。絞首刑に処せられた片足の男の死体を手に入れ、ほかの死体から切断した足と繋ぎ合わせ、稲妻を利用した電気ショックを与えると、死体は動き始めた。

Vol.118「ドラキュラ」も本作も製作はフランシス・フォード・コッポラ。そのせいか映像が美しい。幻想的な映像、幾何学的な器具だらけで大掛かりな実験室などの対比も面白い。まだ若いデ・ニーロ、ブラナー、ボナム・カーター。演技力は言うまでもありません。「ドラキュラ」然り、こちらも原作に忠実と謳われていて、とても人間的なクリーチャーとして描かれており、見る者にクリーチャーとしての切なさや何ともいえない感動を与える作品です。「ドラキュラ」は妻への深い愛情を描いていましたが、本作は親子というのでしょうか、”父”であるDr.フランケンシュタインと彼に創られたクリーチャーである”子”の物語。

私はラストが印象的でした。とにかくドラマチックな映画です。

 
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投稿者: : 08/15/2012 投稿先 ドラマ, ホラー, 洋画

 

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Vol.122 「君がいた夏」 (Stealing Home)

梅雨が明けたと思ったら涼しい日が続いてましたね。今日は久しぶりの夏の陽射し。今朝早く家を出たら、小学校でラジオ体操をやっていました。懐かしぃ~!学校は夏休みですもんね!

今日はそんな夏の思い出を描いた作品。ジョディ・フォスターの若いころの主演作。美しい音楽と映像と共に、ほろ苦い初恋や両親との想い出、友と部活に汗を流した学生時代、男の子ならだれでも経験してきたような(なんか百恵ちゃんの歌みたい)そんな青春時代の懐かしさあふれる佳作です。

●君がいた夏
Title: Stealing Home  1988 USA 
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Steven Kampmann & William Porter 
Stars: Mark Harmon, Blair Brown, Jonathan Silverman, Harold Ramis, William McNamara, Jodie Foster and more

Storyline:
Mark Harmon is a washed-up baseball player who is called back home to handle the ashes of his childhood sweetheart/ first love who had committed suicide. As he searches for what to do with them, he remembers the past and the relationship they had. In doing so he finds himself again.

あらすじ:
再起を果たしたプロ野球選手ビリー・ワイアット(M.ハーモン)は、落ちぶれて漫然と失意の日々を送っていた半年前、母(B.ブラウン)からケイティ・チャンドラー(J.フォスター)の自殺を電話で知らされた。ビリーにとってケイティは生涯忘れられない人であった。6歳年上の従姉であるケイティは、ビリーが大人になる過程の中で、いつも彼をけしかけ励ましていた青春の思い出だった。そのケイテイがビリーに、彼女の遺灰を葬って欲しいと遺言を残したのである。彼女の両親(リチャード・ジェンキンス、クリスティーン・ジョーンズ)は墓地に埋めるようビリーを説得するが、ケイティの遺志を汲み取った彼は、幼なじみの親友アレン(H.レイミス)をも巻き込んで、それを葬る場所を捜し始めた。

この作品は間違いなく自分の中のベスト10に入りますね。若いJ.フォスターがまた素晴らしい!やっぱり彼女はすごい女優だと認識します。肩肘張らない自然体の演技は秀逸です。音楽はデヴィッド・フォスター。この時代のサントラ鉄板ライターですね。No.38「セント・エルモス・ファイヤー」でも音楽担当です。

野球(日本で言えばリトルリーグかな)に燃えていた少年の頃、密かに思いを寄せていた年上の女性。いましたよねー、ちょっとマセた男の子。性に興味を持ち始め、タバコに手を出したり、いたずらしたり。夏休みが本当に楽しかった頃。家族や友人との海や山へのバカンス、キャンプ、部活などなど。。。楽しい夏の思い出。夢や希望だらけで楽しくてしようがなかった。ところが今となっては、自堕落な生活、落ちぶれた野球人生を過ごすこととなってしまった日々。その日々から脱却するきっかけを与えてくれたのがまたしても初恋の女性だった。

原題は「Stealing Home」。野球用語のホームスチールですね。映画を観終わるとなんとなくその意味が分かってきました。良い作品です。

 

 
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投稿者: : 07/23/2012 投稿先 ドラマ, 洋画

 

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Vol.121 「アイデン&ティティ」 (Iden & Tity)

九州ではかなり酷い豪雨が続いてます。お見舞い申し上げます。

またしてもサボってました。。。訳ではなく、少々仕事が忙しかったためアップできませんでした。ま、いい訳ですね。
ごめんなさい! <(_ _)>  で、今日は邦画です。以前に映画館で観ました。

●アイデン&ティティ
Title: Iden & Tity  2003 Japan 
Rating: ★★★★☆(4.0/5)
Director: Tomorowo Taguchi
Stars: Kazunobu Mineta, Kumiko Aso, Shido Nakamura, Nao Ohmori, Magy, Michirou Endo and more

あらすじ:
ギターの中島(峯田和伸)、ボーカルのジョニー(中村獅童)、ベースのトシ(大森南朋)、ドラムの豆蔵(マギー)の4人組ロックバンド“SPEED WAY”は、一大バンド・ブームに乗ってメジャーデビューを果たし、ファーストシングルもヒットして順調な滑り出しを切っていた。だが同時に、彼らは“売れる歌”と“ほんとうに歌いたい歌”の狭間で悩み続けていた。そんなある日の夜、創作活動の行き詰まりに苦しむ中島の前に、ボブ・ディランに似た風貌の“ロックの神様”が現われる。以来自分の前にだけ頻繁に現われるその姿を見て、中島はロックから遠ざかっていく自分を否応なく自覚してしまうのだった…。

もう9年前の映画なんですね。まだ若い大森南朋や麻生久美子はそれほど知られてなくて、なかなかいい役者さんだなと思ってたら、その後ブレイクしました。

この映画は原作がみうらじゅん、脚本が宮藤官九郎、監督がNHK「プロジェクトX」のナレーションでお馴染みの田口トモロヲ。彼が初メガホンを取った作品。なかなか魅力的な組み合わせ。きっと面白いだろうと思って観たらやはり期待は裏切らなかった。

イカ天世代にはきっと共感できるところたくさんあるのでは?ってゆうか、バンドやってる人ならきっと面白いと思う。最後はジーン・・・エンドロールで流れるのが「Like a Rolling Stone」ですから。まさにおじさんおばさん世代には青春です。

 
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投稿者: : 07/13/2012 投稿先 邦画

 

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Vol.120 「彼女が消えた浜辺」 (Darbareye Elly)

とうとう120作目ですか。頻度が減りましてすみませんが、まだまだ続けますよー。

今日は何かとニュースで取り上げられる国、イラン。そんな国でもこんな面白い映画を撮るんです。

●彼女が消えた浜辺
Title: Darbareye Elly 2009 Iran 
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Asghar Farhadi
Stars: Golshifteh Farahani, Shahab Hosseini, Taraneh Alidoosti, Merila Zare’i, Mani Haghighi, Peyman Moaadi and more

あらすじ:
テヘランからほど近いカスピ海沿岸のリゾート地に週末旅行へとやって来たセピデー(G.ファラハニ)たち3組の家族。そこに、セピデーに誘われ、たった一人で参加した若い女性、エリ(T.アリシュスティ)がいた。セピデーには、エリに離婚したばかりの友人アーマド(S.ホセイニ)を紹介するという思惑があったのだ。しかし翌日、エリは海岸で忽然と姿を消してしまう。事故か、それとも何も言わず帰ってしまったのか。必死の捜索が進む中、唯一彼女と面識のあったセピデーさえ彼女の本名を知らず、誰もエリのことを何一つ知らなかったことが明らかとなってくる。

Story line:
It’s a story about three Iranian families who are traveling to North of Iran in order that they can introduce the teacher of one of these families daughters to one of their divorced friends who’s coming from Germany to Iran but everything changes when the young teacher (Elly) disappears and no one knows if she’s still alive or not?

ジャンルで言ったら、サスペンス?ドラマ?不思議な映画です。ベルリン映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞しています。

こういうことってありませんか?友人にキャンプに誘われたけど、その友人以外は知らない人ばかり。興味はあるけど、楽しめるのか不安になる。結局断りきれずに参加するが、最後まで打ち解けられずつまらない休日になってしまう。。。

ヴァカンスで3組の家族の一人に誘われてこの海辺にやってきた独身の若いエリ。そのエリが突然失踪する。遭難事故なのか、ただ単に帰りたくて姿を消したのか、用事があったのか、詳しい手がかりがない。彼女の失踪を通して、家族らそれぞれの本音が偽善、虚偽、憤怒へと表れていく。

久しぶりに観たイラン映画。女優陣が別嬪さん(古っ!)。中東の女性って美しい人多いですよね。それでいて演技力もすばらしい。実力、センスもある俳優陣、また監督だと思います。感動!って作品ではないけど、よくできた秀作だと思います。たまには中東映画なんていかがでしょう。

 

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Vol.119 「アポロ13」 (Apollo 13)

ここのところ何かと良い話題が多かったです。金環日食や、スカイツリー開業など…。たくさん良い話題が増えるといいですね。で、月に因んでこの映画を。

●Apollo 13
Title: Apollo 13 1995 USA 
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Ron Howard
Stars: Tom Hanks, Bill Paxton, Kevin Bacon, Gary Sinise, Ed Harris, Kathleen Quinlan and more

あらすじ:
アポロ11号、12号が無事月に着陸した。ベテラン宇宙飛行士のジム(トム・ハンクス)は14号に乗る予定だったが、計画自体が政治家や国民から飽きられて来ていた。13号のクルーが病気になり、急遽ジムのチームが13号を任される。だが着陸船操縦士ケン(ゲイリー・シニーズ)は風疹の疑いで降板させられ、ジムとフレッド(ビル・パクストン)は断腸の思いで代替要員のジャック(ケヴィン・ベーコン)を受入れる。そして70年 4月11日、アポロ13号は出発した。ジムたちは恒例のテレビ中継にサービス満点で出演するが、全国ネットがどれも彼らを無視しているとは知る由もなかった。中継の直後、ジャックが酸素タンクの攪拌スイッチを押すと、突然爆発が起こった。酸素が流出して燃料電池の出力も低下してゆく。研究者たちの予測は絶望的だが、フライトディレクターのジーン(エド・ハリス)は絶対に彼らを生還させると決意する。

Story line:
Based on the true story of the ill-fated 13th Apollo mission bound for the moon. Astronauts Lovell, Haise and Swigert were scheduled to fly Apollo 14, but are moved up to 13. It’s 1970, and America have already achieved their lunar landing goal, so there’s little interest in this “routine” flight.. until that is, things go very wrong, and prospects of a safe return fade.

おお、どアップ!

 

TVでかなり放映しているので観た方も多いのでは?ご存知、R.ハワード監督とT.ハンクス主演の実話に基づく作品です。そういえばT.ハンクスはこのブログに登場していなかったかも。演技派のいい俳優ですが、個人的に顔が嫌なのと、いつも正義感たっぷりの作品に主演することが好きではないというのが理由かも(アマノジャクです)。ファンの方すみません。<(_ _)> でも彼の映画は結構観てます。この映画で光ってたのは、K.ベーコン、G.シニーズ、E.ハリス。っていうか、好きなんですね。(やっぱりアマノジャク)

好みはさておき、こういった実話ってすごいですよね。地球に生還できるかどうか、かなり危ぶまれる状態からの大逆転です。地球チームとアポロ船チームとで、前向きに諦めずどうしたら無事帰還できるかを考え、知恵を結集した結果です。すばらしい!さすがハリウッド映画!って感じです。当時としてはすごかったCG技術も含め、よくできています。普段何気なく暮らしているこの地球って素晴らしい星なんだなと思う。大気や海、その下で暮らすちっぽけな我ら人類。先日の金環日食で宇宙を実感した方も多いのでは?

 

この作品とはまったくの別物、ブログVol.23「月に囚われた男」もおもしろいですよ。

 
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投稿者: : 05/25/2012 投稿先 ドラマ, 洋画

 

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Vol.118 「ドラキュラ」 (Bram Stoker’s Dracula)

 

 

たまにはクリーチャーもの(?) …なんですが、実は哀しく美しい悲恋ものです。

 

●ドラキュラ 
Title: Bram Stoker’s Dracula 1992 USA 
Rating: ★★★★☆(4/5)
Director: Francis Ford Coppola
Stars: Gary Oldman, Winona Ryder, Anthony Hopkins, Keanu Reeves, Richard E. Grant, Cary Elwes and more

 

あらすじ:
時は15世紀。ワラキアの王ドラキュラ(G.オールドマン)はトルコ軍と死闘の末に勝利するが、最愛の王妃エリザベータ(W.ライダー)は夫が戦死したと聞き、投身自殺してしまう。1897年、トランシルヴァニア地方のある城にやって来た青年弁護士ジョナサン(K.リーヴス)。彼は城主ドラキュラ伯爵に命を狙われ、九死に一生を得る。そしてロンドンでは、ドラキュラがジョナサンの婚約者でエリザベータの生き写しであるミナ(W.ライダーの二役)を我がものにしようと画策していた。ドラキュラの深い愛に揺れるミナ。だがやがて、吸血鬼狩りが組織され、ドラキュラは追い詰められていく。

 

Story line:
This version of Dracula is closely based on Bram Stoker’s classic novel of the same name. A young lawyer (Jonathan Harker) is assigned to a gloomy village in the mists of eastern Europe. He is captured and imprisoned by the undead vampire Dracula, who travels to London, inspired by a photograph of Harker’s betrothed, Mina Murray. In Britain, Dracula begins a reign of seduction and terror, draining the life from Mina’s closest friend, Lucy Westenra. Lucy’s friends gather together to try to drive Dracula away.

 

うーん、これは監督がいいんでしょうね。ブラム・ストーカーの原作に忠実に映画化されたそうです。ドラキュラがこんなドラマチックな悲恋ものになるなんて!ドラマであり、ロマンスであり、ホラーでアクションものでもある。監督はF.F.コッポラ。映像が美しいこと。衣装、セット、背景、カメラアングル、細部にまで心配りが行き届いている。ちょっと本作に近いんですが、「フランケンシュタイン」もご紹介したい。これも悲しいです。泣けます。

 

ドラキュラはG.オールドマン。素敵です。W.ライダーでなくてもウットリ・・・。ウィノナは最近「ブラック・スワン」に出てましたね。いろいろ問題ある方ですが、存在感が出てきてました。さすがです。そのフィアンセでドラキュラと対決する弁護士役にK.リーヴス。彼を手助けするヘルシング博士(映画にもなったヴァン・ヘルシングのことですね)にA.ホプキンス。あと女ドラキュラ役でM.ベルッチも出演してます。スター大集合です。

こちらの画像がモノクロですが、映画はカラーです。(こういう画像しかいいのがなかったものでごめんなさい・・・)

 

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Vol.117 「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ 」 (The Help)

すみません!長い間更新していませんでしたね。体調を崩し気分がすぐれなかったため、仕事優先でおとなしくしていました。
GWはどのように過ごされていますか?先日この映画を観に行ってきました。久々のオススメです!

●ヘルプ ~心がつなぐストーリー~
Title: The Help 2011 USA /India /United Arab Emirates
Rating: ★★★★☆(4.5/5)
Director: Tate Taylor
Stars: Emma Stone, Viola Davis, Octavia Spencer, Bryce Dallas Howard, Jessica Chastain, Ahna O’Reilly and more

あらすじ:
アメリカ南部、ミシシッピ州ジャクソン。上流階級に生まれ、黒人メイドに育てられた白人女性スキーター(E.ストーン)。作家志望の彼女は大学卒業後、地元の新聞社で家事に関するコラムの代筆を担当することに。しかし家事に疎い彼女は、友人宅のベテラン黒人メイド、エイビリーン(V.デイヴィス)に相談する。話を聞くうち、彼女たちが置かれた立場に違和感を覚え始める。そして、黒人メイドたちの証言を集めて本にしようと思い立つ。ところがエイビリーンは、黒人が真実を口にするようなことがあれば、この町では生きていけなくなると、取材を頑なに拒否する…。

Story line:
Set in Mississippi during the 1960s, Skeeter (Stone) is a southern society girl who returns from college determined to become a writer, but turns her friends’ lives — and a Mississippi town — upside down when she decides to interview the black women who have spent their lives taking care of prominent southern families. Aibileen (Davis), Skeeter’s best friend’s housekeeper, is the first to open up — to the dismay of her friends in the tight-knit black community. Despite Skeeter’s life-long friendships hanging in the balance, she and Aibileen continue their collaboration and soon more women come forward to tell their stories.

久しぶりにイイ映画に出会えました。本作は本年アカデミー賞脚本賞を受賞しています。T.テイラー監督が、脚本も書いています。彼は日本公開された作品は本作で2作目。まだまだ知られていませんが、作品賞を獲ってもおかしくない作品に仕上がっています。ただ、ディスニー映画というのがちょっと引っかかりましてポイントは4.5です。(決してディズニー映画が嫌いなわけではありませんので)

1960年代頃のアメリカ南部が舞台…とくれば、黒人問題ですね。キング牧師の歴史的演説、ケネディ大統領暗殺…、アメリカで大きな波涛が汚れた部分を洗い流そうと押し寄せてくる時代。「風と共に去りぬ」でも出てくる南部の黒人メイド、ここまで酷い扱いを受けていたのか…と驚いてしまう。白人上流階級者たちはパーティーでの慈善チャリティや寄付集めをし、アフリカの子どもたちへの寄付を募るといった、外面だけ、やってることは矛盾だらけでまったくの偽善者たちの集団と化している。かたや家ではメイドたちと同じトイレは使用しない。外でさせたり、別にトイレを設置したり、食器は同じものを使わせない、物が無くなればメイドのせいとして警察に通報する。もちろんメイドらは安い賃金で雇われる。まぁ酷いです。その南部の風潮、悪習に立ち向かったのがヒロイン、スキーター。まだ駆け出しの新聞編集者だが、小説家かジャーナリストになるのを夢見る。彼女の起こしたことは、時代の波に乗りつつもはじめの一歩なんでしょうね。でもとても勇気の要る事です。笑えます、泣けます!ハンカチ、必携!

左からB.D.ハワード、S.スペイセク、O.スペンサー。

E.ストーンはこれからの女優さん。魅力的な大きな瞳が印象的。V.デイヴィスはVol.28「ダウト」で黒人の母役で出ていました。いじわるなヒリー役のB.D.ハワードはナイト・シャマラン監督の「ヴィレッジ」、「レディ・イン・ザ・ウォーター」のヒロイン。全然雰囲気が違います。いい女優になりました。最近はVol.98「フィフティ・フィフティ」にも出演。その他、シシー・スペイセク(Vol.86「ミッシング」)や、NY出版界の著名人であるMs.スタイン役のメアリー・スティーンバージェンはVol.92「ギルバート・グレイプ」のJ.デップに迫る人妻役で出演してます。

騙されたと思って映画館で観てみてください。最近観た中では一押しです!

 
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投稿者: : 05/02/2012 投稿先 ドラマ, 洋画

 

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