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Vol.88 「ぼくのエリ 200歳の少女」 (Lat den ratte komma in)

25 11月

「やられた!」って思いました。ヴァンパイヤ映画なのに、清純で繊細で美しいスウェーデン映画です。少しB級。

●ぼくのエリ  200歳の少女

Title: Lat den ratte komma in 2008 Sweden

Rating: ★★★★☆(4.5/5)

Director: Tomas Alfredson

Stars: Kåre Hedebrant, Lina Leandersson, Per Ragnar, Henrik Dahl, Karin Bergquist, Peter Carlberg and more

あらすじ: ストックホルム郊外の小さな町。集合住宅に母親と2人で暮らす12歳の少年オスカー(K.ヘーデブラント)。同級生のイジメに苦しみながらも、誰にも助けを求めることが出来ず、ただ復讐を夢想してはじっと堪え忍ぶ日々。そんなある晩、彼はひとりの謎めいた少女と出会う。彼女は、オスカーの家の隣に父親と引越してきたばかりの少女エリ(L.レアンデション)。やがて、同じ12歳だという彼女と毎晩のように言葉を交わすようになり、自分よりも大人びた彼女に次第に心惹かれていくオスカー。その頃、町ではおぞましい殺人事件をはじめ奇妙な出来事が立て続けに起こり、住民の間に不安が広がっていた。そんな中、オスカーはエリが少女の姿のまま200年も生きているヴァンパイアだという衝撃の事実を知ってしまう。

Story line: Oskar, a bullied 12-year old, dreams of revenge. He falls in love with Eli, a peculiar girl. She can’t stand the sun or food and to come into a room she needs to be invited. Eli gives Oskar the strength to hit back but when he realizes that Eli needs to drink other people’s blood to live he’s faced with a choice. How much can love forgive? Set in the Stockholm suburb of Blackeberg in 1982.

ヴァンパイヤ映画にして、このストーリーは衝撃です。原作はヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの『モールス』。自身が脚色して映画化。世界で絶賛された映画です。日本上映したとき観たかったのに観に行けなかった。ようやく観られた映画です。やっぱり想像したとおり、面白かった。少し怖いシーン、B級映画的要素もあります。

同じアパートの隣に越してきた少女エリ。毎日のようにイジメに遭い、いつかそいつらに復讐してやると考えているオスカー。そんな二人が出会って、なんとなく惹かれあって恋して。厳冬のスウェーデンなのに薄着で過ごすエリ。お菓子をあげても食べようとしない。無理して食べると嘔吐してしまうエリ。それでも訳もなく好きになってしまうオスカー。エリも一生懸命自分を理解して接しようとするオスカーに惹かれていく。二人のコミュニケーションは隣同志の部屋の壁越しでのモールス信号。いいじゃないですかー。デジタルツールが氾濫する現代では考えられないモールス信号なんて。こんなアナログのコミュニケーションにキュンとしてしまう私、古い人間です。

なんでこの町に越してきたか?どこから来たのか?エリの父親はヴァンパイヤだったのか?突っ込める謎はたくさんあります。それを打ち消すだけの映像が素晴らしい。フォーカスを上手く使ったもの、北欧の冬の情景、雪の白と血の赤など、内容の恐ろしさとは裏腹の映像の妙。ラストの少しだけ希望が持てるシーンを観てホッとしました。この日本語タイトルはいただけませんが、こういう映画、邦画でもできないかな…

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投稿者: : 11/25/2011 投稿先 ホラー, ラブロマンス, 洋画

 

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